きみに恋をしています

いつまでも輝いていてね

「愛=お金」とは

・現場に来ない茶の間が苦手

ツイッターとかで好き好き叫んでる割には来ない奴ってなんなんだ?

・動画サイトに上がってる動画を見て騒いでる奴らを見たら冷めた目で見てしまう

・好きならDVD買えって感じだし、現場に来てグッズ買えよ

・そんな人たちが同厨さんと仲良くなりたいです!って書いてたらハァ?何話すんだ?って思う。でも、同厨さんはトラブル回避のため繋がりません、同厨さん苦手ですって書いててもハァ?頭沸いてんの?とも思う

・行けない行けないって騒ぐ地方勢も苦手。

・あと地方公演があった時にそこに来ない関東勢もなんだかなー…と思う

・行かないけど応援してます!は、わざわざ伝える必要なくない?お前が行かないことなんてどうでもいい

・一公演も入らないでファンです!って言うのも苦手

・DDは黙ってろと思う

・一推し、二推しっていう単語もあんまり良い気がしない

・同厨拒否とかありえない!リアコなんてきもい!理解できない!って言われると、テメーにわたしの気持ちなんて分かってたまるかー!

 

って今のわたしはよく思う。

でも、ほとんど中高生だったときのわたしに対するブーメランだなって、書いてて改めて思った。

 

わたしが若手俳優にハマるきっかけは、テニミュだった。

 

中学2年生の秋、テニプリにハマって、実写映画があると知って、面白そうだと思って観たのが全ての始まり。不二役だった相葉っちがめちゃくちゃかっこよかった…。リョーマ役の本郷くん以外の青学キャストが、ミュージカルに出てるって知って、すぐに動画サイトを開いた。

テニミュって名前は聞いたことあるくらいの認識だったので、どんなものなのかな〜とワクワクしながら見た。もう想像した倍以上面白くて!すごくて!すごいものを見てしまった気分になった。

それから、毎日公式サイトで過去のインタビューや当時のキャストたちのブログを見て、動画サイトを見て、いろんな曲を聞いて…。二代目だけじゃなくていろんな代にもハマっていった。DVDは簡単に買える値段じゃなかったので、中古ショップでCDを買って、ウォークマンに入れて毎日聞いた。雑誌も過去のやつも見つけたら買ってた。DVDがついてるやつは得した気分になってた。もう言えないけど、テニミュ1stのキャスト全員名前言えてた。たまたまアニメイトでDVD買ったらフェアやってて着いてきた全キャストの顔写真が載ってるファイル見て友達と確認しあったりしてた。

あとは、パソコンからツイッターのアカウントを作ってよくそこで感想を観たりしてた。あんまり呟いたりすることはなかったけど、お気に入りして何度も読み返したりしてた。

キャストのブログとかプロフィールとかまとめてくれてるサイトをお気に入り登録して、そこから毎日ブログに飛んだりするのがすごく楽しみだった。

そんな感じで、俗にいう茶の間として少し過ごした時、やっぱり生で会いたいと思った。

ちょうどはまった頃が1stの全国立海ファイナルが始まる前くらいだったので、その公演に行くことにしました。お年玉で福岡公演のチケットを一般で買いました。ドキドキしながら朝一でチケットぴあに行った。ちなみになんで福岡なのかっていうと、地元が九州だから一番近いのが福岡公演だったから。今では福岡なんて近い近いって感じだけど、当時のわたしにとってはすごく遠い場所だった。思えば、初めて1人で高速バスに乗ってどこかに行ったのはこの時。大冒険だった。

ずっと友達にもあと何日、あと何日って話しながら毎日ワクワクしながら過ごした。初めてのテニミュが、本当に本当に楽しみで仕方なかった。前日はソワソワしすぎて授業なんて聞いてられなかった。

テニミュの席は、3階の1列目(サンパレス)。始まってから終わるまであっという間だった。夢にあるような気分で、わたしは本当にテニミュを観たのかな?って思うくらいだった。

ちなみに開演前に物販に並んでいる時、隣にいたお姉さんが話しかけてくれた。緊張してるわたしの話を聞いてくれて、そのお姉さんも話をしてくれた。全国を回って観てたらしくて、わたしもいつかこんな風にたくさん入るファンになりたいなと思った。そのお姉さんの推しはリョーマ役の龍輝くんで、ブロマイドを1枚くれた。わたしはお金にも余裕がなくてパンフレット以外買わない予定だったから、申し訳なくて一度は断ったけど、「初テニミュの記念にでも」って言ってくれて、有り難く受け取った。そのお姉さんとは会場を出る前にもう一度たまたま会って、「またいつか会場で会ったらよろしくね」と言ってくれた。

そんなこんなで終わった初テニミュ。帰りのバスの中で、また絶対テニミュに行こうって決めた。

でも、その後にあったドリライ7は行ってない。さすがに九州を出るのは親も許してくれずに、貯めてるお金もなかったから行けるわけなかった。

だって地元から関東までは飛行機で約2〜3万。関西までも往復1万円はかかる。当時のお小遣いは月3000円。関東や関西に行くことは、当時は夢のまた夢だった。

ドリライ7も、ブログとかツイッターでレポを見て泣いてた。歴代の学校から来るゲストの発表に叫んだりした。新規だったけど、テニミュに出会えて良かったってほんとに思った。だって毎日がすごく楽しくて、毎日いろんなことを新しく知って。大千秋楽行きたかったなあってしんみりして。九州でもやってくれって思って。

ドリライ7が終わったら、いよいよ受験勉強からも逃れられなくなった。高校受験が終わるまでは、舞台とか行かせないって両親からも言われた。志望校判定がその時D判定だったから当たり前といえば当たり前だ。

でも、また終わったら舞台を観に行きたいと思って、月1000円は必ずお金を貯めてた。欲しい雑誌は立ち読みで終わらせることが多かった。

夏に発表されたテニミュ2ndの始動。またテニミュを観れるんだとすごくすごく嬉しかった。わりと元から知ってる俳優の人たちもいて、それもまた新鮮だった。

ただ、秋冬はまったくパソコンは使わず受験勉強に専念してたから、この間起こってたことは第一志望校の受験が終わって知った。不動峰も終わってたし、ルド吹はまとめられてるしもうすぐ公演目の前に迫っていた。

受験終わってからはまた毎日パソコンでブログ見て雑誌読んでツイッターでいろんなレポを見て沸いていた。

高校に入学してから演劇部に入った。完全に影響を受けてた。でもやってみるとすごく熱中した。だからバイトはしてなかった。というよりわたしの地元の高校は公立私立関係なくどこもバイト禁止だ。でも、わたしの高校は夏休み冬休みの長期期間中だけは、学校から了承を得るとバイトしてよかった。だから夏休み冬休みは部活が始まる前とか終わってからとか、空いた時間にバイトをして舞台に行くためのお金を貯めた。

 

不動峰とルド吹は福岡公演がなかったけど、氷帝で福岡に来てくれることになった。絶対行こうと決めてたけど、TSCにもテニモ会員にもなっていなかったから、また一般で取った。氷帝だし取れなかったらどうしようって思ってたから、取れた時はとても安心した。

サイドシートの端っこだったから、見切れがあったけど、あんまり気にしてなかった。だって端っこってことは通路側だからジャンハイの客降りで来てくれると思ってたから(笑)予想通りハイタッチもできたし、イセダイが近くで踊ってくれた時はめちゃくちゃ嬉しかった。舞台終わってからすぐに思ったことは、「ハイタッチできたし楽しかったな」だった。

六角公演の先行が始まる時にはテニモ会員になっていたから、六角公演はそれでチケットを取った。中列くらいの所で、すごく見やすい所だった。席も通路側じゃなかったから、ハイタッチとかはあまり気にせずに行ったけど、近くでキャストさんを見れたことには違いないので、終わった後はふわふわしていた。天てれ時代からファンレターを送ってた小関裕太くんめちゃくちゃキラキラで眩しかった。6代目すごく好きになっていたから、この時貯めてたお金を一気に使った。といっても初めてマチソワ入っただけだけれども。1日に2回テニミュが見れて本当に嬉しかった。

ちなみに高校生になって携帯を持ったことで、SNSを使うことが増えた。ツイッターでいろいろお友達を探したり、自分から声かけたりして、結構フォロワーさんたちと仲良くTLでお話ししてた。あとはアメブロとかやってた。いつも騒いでたし、好き好き言ってたなあ。面白そうな舞台とか好きな俳優さんたちが出てる舞台に行きたい行きたいっても呟いてた。九州でやってくれたらいいのにって言ってたけど、結局来たところで行かなかっただろう。そんなお金なかったし。

そんな感じでドリライと、大運動会は行ってない。6代目の卒業公演だった関東立海も、フェアエルパーティーにも行かなかった。というか6代目の卒業が悲しすぎてモチベが下がってて、ちょうど部活も夏の全国大会とかその後の秋冬の地区大会で忙しくて、だんだん現場に行こうという気持ちもなかった。

せめて地元でライビュがあればなあって何度も思ったけど、たぶんその当時ってそんなに全国各地でライビュやってなかったような気もする。今って結構いろんなところでライビュやってますよね。地元もライビュをそこそこやるようになったけど、でもテニミュのライビュはやったことがないので、ぜひやってほしいなと思う。

 

それからは、ただブログとかツイッターとかにある話題で騒ぐことが多くなった。

同厨とか同クラスタ()さんたちと繋がるのが大好きだったし、好きな人と好きなものを共有したい!って思ってた。

DVDとかCDも買ってなかったし、動画サイトに上がるのを待ってた。

雑誌も立ち読みしてた。

地方(というより地元)に来てほしいって騒いでた。

地方住みだし学生だし仕方ないじゃんって思ってた。

テニミュキャスト、若手俳優さんはみんな大好き!誰でも好きですwみたいな感じだった。

行けないけど頑張ってくださいってコメントやリプライを送ることが多かった。

いつの間にかお金を頑張って貯めることもしなくなってた。

愛=お金じゃないと思ってた。

 

そんなわたしが変わったのは、高校を卒業して、地元を一度出て、専門学校に通いだして、バイトをし始めてから。

そこでジャニヲタな友人たちと知り合いました。しかも、デビュー組じゃなくてバックで踊ってるジュニアの子たち。みんな高校時代からバイトしてたらしくて、バンバン遠征も飛んでてびっくりした。ファンがお金を出したら担当の存在意義が出て、起用に繋がるんだと教えてくれた。お金出すファンがいるってだけで、声を上げるファンがいるだけで、その子の仕事に繋がるかもしれないからって。

わたしは純粋にすごいなと思ったし、若手俳優も一緒なのかもしれないと思った。

 

それからは、バイトに精を出して、舞台を観るために東京に月1くらいで遠征し始めました。そこで今の推しに出会って、今も変わらず好きでいます。プレゼントも友達に手伝ってもらって選んだり、手紙もめちゃくちゃ気合い入れて書いた。写真も複数枚買ったし、今まで買わなかったDVDとかもちゃんと買うようになった。

月1だったのがだんだん月2とかにもなるようになったし、なんだかあの頃に比べてどんどんお金を出し始めた自分がいた。もちろん基本的には学業優先だけど、アフタートークとか千秋楽とかそういうのが平日にあって、休んでも大丈夫そうな授業だったら休んだりもした(笑)

すると、だんだん拗らせてきて同厨と仲良くするのが無理になった。わたしの方が好き、わたしのほうが地方なのに通ってる、わたしより通えるのは関東住みだからじゃん、って、どこにもぶつけられないような感情が生まれたから。

推し以外沸くことがなくなったし、推しだけが一番大好きで、特別になった。だからDDが嫌いになった。

わたしが必死でバイトして遠征して入っても、関東にいるDDに回数が叶わなかったときとかはめちゃくちゃへこんだ。DDのくせにって思ったし。

だから、頑張らない茶の間も嫌いになった。地方の茶の間もアレだけど関東の茶の間なんてクソだと思った。わたしより環境整ってんのになんで来ないんだろう?って思った。でも来たところでわたしは文句を言うんだよな…。

そんな感じで専門を卒業して、就職したらもっと拗れた。

就職で地元に帰って来たから、専門時代よりはるかに交通の便は悪くなった。でも、専門時代よりお金があったから気にせずに遠征した。副業OKな職場だから、掛け持ちでも働き始めた。だってお金がないと現場に入れないから。お金は稼げば戻ってくるから。でも同じ公演は二度とないから。

 

いまのわたしは所謂「推しにリアコ」状態です。

今は現場期間はだいたい週1〜3で現場に入ります。1ヶ月中週1で飛ぶこともある。九州に住んでようが、関西にも関東にも東北にも飛ぶ。個人系のグッズもできるだけ買う。

プレゼントはハイブラから日常で使えそうな消耗品までいろいろあげてます。使う使わないはそんなにキーキーならない部分があるけど、使ってくれてたらやっぱり嬉しい。

公演に入るときはなからず手紙を渡します。マチソワ入るときのソワレは、その間に書くので個性的な面白い普通の手紙じゃないやつで渡してる。それ以外はだいたい5枚は必ずいってる…千秋楽後に事務所に渡すやつとかはだいたい12枚とかになったりしててほんとごめんなさいって思う。手紙は、読んでても読んでなくても全然構わないっていうか、自分の気持ちをただ伝えるために書いてるから、届かなくてもしょうがないかなとは割り切ってます。でも、推しに「いつも手紙を読むのが楽しみです」って言われたことがあって。遠回しにウザいって伝えられたのかもしれないけど、お花畑なので喜んでます。

最初に書いた通りリアコ状態なので、他の同厨さんとは絡まないし、今は絡もうとも思ってません。前はツイッターヲチッてたりしたけど(笑)、いまはしてない。俳優界隈の友達も何人かいるけどたくさんはいない。どっちかっていうとジャニヲタの友達の方が多くて、チケットとか結構協力してもらってて有り難いです。ただ、俳優界隈の友達はみんなわたしとおんなじ感じの人なのですごく気が合うし、これ以上いまのところ自分から積極的に友達を作ることはしていないかなあ。舞台も基本1人で入ります。1人の方がいろいろ楽だし。

 

そんな感じで、だいぶ昔とは変わりました。

動画サイトで無断転載の動画を見るなんてこともしてないです。これはほんとにダメだったなってすごく反省してます。

昔の自分が今の自分を見たら、たぶんビックリすると思うけど、でも昔は昔ですごく楽しかったし、今は今ですごく楽しいです。

 

こんならくだらない記事を書くきっかけになったのは、「愛=お金なんだ」っていう感じのツイートを巡ったやり取りを見たからです。

どのら言い分もすごくわかるし、誰もきっと間違ったことは言ってないとわたしは思います。

 

だって、昔の自分は「愛=お金なんだ」と言われても、理解できなかったから。あの時はあの時なりに好きだったから。お金出してないけど楽しかったから、それで良いと思ってた。

 

いまは理解できます。ていうか、確かにそうなんだと思う。お金出さなきゃ仕事が成り立っていかないから。舞台に行く人がいるから、お金出すファンがいるから、推しの仕事にも繋がるって、分かります。

そもそも愛がなければお金なんて出せないし。

 

ただ、環境が変われば価値観が変わることもある。頭ごなしにギャーギャー言うのは、なんか見ててダサい。今の茶の間オタクは、今後の通うオタクになるのかもしれない。倍率高くなったり推しのファンが増えるのは正直複雑な気分もあったりするけど(笑)

 

でも、家を出て、舞台に足を運ぶ若手俳優のファンがもっと増えたら、この界隈も盛り上がるし、俳優さんたち仕事も増えるし、それはそれで楽しいのかなーとも思います。そのためには、お金が必要だもんね。結局ぜんぶ「愛=お金」なのかもしれない。でも、わたしはそうじゃないと思っていた頃のわたしも、否定したくないなとは思います。

 

まとまりのない、よくわからない自己満記事をここまで読んでくださり、ありがとうございました。